ケナフが紙になるまで
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■どんな植物?

アオイ科ハイビスカス属の一年草で別名をホワイトハイビスカスとも呼ばれます。成長が極めて早く、約半年で茎の太さ約3〜5cm、高さ3〜4mに達します。皮の部分(靱皮)、芯の部分、全て紙の原料として利用できるなどまさに木材に替わる最適な非木材資源とされています。

■なぜケナフを?

ケナフは非木材繊維生成植物中最も成長が速く、従って単位面積当たりの繊維収穫量が多く、かつ木材パルプに最も近い性能や風合いが得られるので資源植物として大きな期待をもたれています。成育中に於いても二酸化炭素の吸着量が木の数倍あり、地球温暖化の主要原因と言われる二酸化炭素の増加を抑えることにも役立ちます。また土中の窒素やリンの吸収効率も大きく、環境浄化能力の優れた性質を持ちます。さらに弊社ではケナフの特性を生かした製品作りを目指しております。

■新しい植物?

ケナフは西アフリカ原産と言われており、古くはエジプトのミイラの包帯にも使われていた植物です。ケナフは数千年も前から利用され、繊維を被服材料として使われたり種から油(約20%)を採取したりしていた様です。
1986年、弊社社長三木が中国の未解放地域でケナフを原料とした紙に出会いました。その特徴ある繊維に着目、以来その繊維の特徴を追求、さらにはその栽培方法の改良、繊維の抽出方法の研究を現在も進めております。(1991年より栽培テストを開始)
日本では、森林保全とパルプ資源用として改めて紹介されたのは1990年のことです。(第118回 衆議院環境委員会で発表されました)

■ケナフ紙の特徴は?

ケナフの靱皮部の繊維は針葉樹の松同等に長いが、巾が狭いのでフィルターなどの原料に優れていることがわかります

繊維形状
ケナフ
松早材
ポプラ
芯部
靱皮部
全幹
平均繊維長(mm)
0.75
2.22
1.29
2.27
0.78
平均繊維径(μm)
19.23
17.34
18.28
41.10
21.32
繊維断面比較